木村仁|メーターへの道 第16章

2016/01/06
総合 テクニック
苦難の「磯マル」遠征記。苦労に苦労を重ね、ついに「ドス」っと重たいバイトがやってきた。

明けましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます! 「メーターへの道」という企画がスタートして早16回となりました。先ず初めにこれまでこの企画を日頃ご覧頂き応援してくださる皆様、旧年中はひとかたらぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

地元河川では産卵に絡まないフッコサイズが釣れています

さて2015年12月の釣行は、地元である茨城河川からはシーバスの存在も冬の産卵、越冬の為ショアを離れてしまいシーバス自体を釣ることも困難となる時期に突入となりました。それでも何度か地元河川に足を運んでみると、50cmほどのフッコクラスが遊んでくれました。産卵に絡まない小さな個体は冷えた河川に居残って冬を過ごしていく様ですね。若いって素晴らしい(笑)。

 

今月のターゲットは「磯マル」

サイズアップとメーターに遭遇する為、12月は千葉県房総半島にも何度か足を運びました。狙うは「磯マル」。東京湾奥に居たシーバスや茨城に居たシーバスが産卵の為に水温の温かい房総半島に集まる頃でもあるため、毎年冬になると通っているフィールドです。磯場からのシーバス釣りは天候に左右され、またベイトとなるカタクチイワシにトウゴロウの接岸によっては良い釣りが出来るのですが、僕の場合は自宅から3時間は車を走らせないとフィールドの状況が分からない為毎回良い状況で釣りをできるとは限りません。いつも行き当たりバッタリ!? 的な釣行になりますが、ある程度実績のある磯場に乗る事を視野に入れてから遠征する様にしています。

 

不発に終わった第1回遠征

12月初旬そろそろ磯マルシーズンが開幕だろうと休日に自宅を飛び出し一路房総半島へ車を走らせました。出発前に現地の天気予報を確認してみると、南西の風12mとなっている・・・。それにウネリがあったら釣りにならない・・・。ここは引き返すべきか行くべきか。。。そんな事を思いつつも気づいた時には内房に到着です(笑)。案の定、現地の磯を転々と見てまわると激しい風に強烈なウネリが押し寄せて磯が埋もれている。昔から遠征すると嵐になることが多く、今回も災厄なコンディション。とりあえず漁港や磯場を覗きこんでベイトのチェックや釣りの出来そうな磯場を探して行くが磯場は荒れ過ぎて危険だったので見送る事に。その後漁港周りや河川でロッドを振ってみたものの、シーバスからの反応が無かった為この日は帰宅して次の休日にリベンジする事に。

 

1週間後。「ドス!」っと重たいバイトが

一週間後再び友人と房総に足を運びました。この日もまた南西の風6m。磯は波を被っていましたが、安全な場所があったので満潮からの下げというタイミングでエントリーし釣りを開始。時折大きな波が来るため常に警戒しつつフル遠投で沖のシーバスを狙って行きます。足元にはトウゴロウイワシ(この時期の定番のベイトフィッシュ)が集まっていて、魚が居ればチャンスが来ると信じながらその時を待ちます。下げ7分に入った頃、ルアーにしっかりと潮の重みが加わった時「ドス!」っと重めのバイトが訪れました。ルアーはポジドライブのフリルドスイマー115F。南西の風でラインスラッグが出されていましたが、しっかりと水を噛ませロッドを倒しながらミディアムリトリーブ中にヒット。ランディングポイントはあらかじめ確認しておいたので、シーバスを一気に寄せてウネリのタイミングを見計らい磯に座礁させ餌を蓄えたグッドコンディションのシーバスをキャッチすることができました。久しぶりに手にした磯マルはランカーには届きませんでしたが70後半となかなかのファイターで嬉しさが込みあげてきます。

 

その後は沖の回遊コースを丁寧に探る

その後サイズアップを図りひたすら沖の回遊してくる大型の個体を狙ってみると、50m付近で再びヒット! 強烈な突っ込みをロッドのパワーでシーバスを水面に浮かすと激しくエラ洗い。これも良型でしたが、横から大きな波が来た瞬間にフックアウト。残念ですが磯場でのシーバスゲームは自然に左右されながら磯の立ち位置、キャスティングコース、魚がヒットしてからランディングまで難を要する釣り。ですが、一尾一尾魚との出逢いが思い出に残る最高の釣りだと思います。今回はメーターシーバスに遭遇する事はありませんでしたがシーバスゲームを楽しめた12月となりました。最後に2016年を迎えまして、これからも「メーターへの道」のチャレンジは続きます。メーターシーバスをキャッチすることが最終目標でありますが、シーバスゲームを楽しみながら目標に近づいて行きたいと思います。まだまだ未熟者ではございますが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

木村仁(きむらひとし)
いま最も注目される若手シーバスアングラーのひとり。1984年生まれ、茨城県在住。日々ランカーシーバスを追い、自己記録は102cm・11kg。本企画を通して人生2本目のメーターに挑む。愛称は「キムラックス」

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「メーターへの道」現在の最長記録:96cm

 

  

使用タックル
[ロッド] アピア|Foojin’AD PODEROSA102M
[リール] アピア|VENTURA3012 LANKER CUSTOM
[ライン] バリバス|アバニ シーバスPEマックスパワー1.2号
[リーダー] バリバス|VEPショックリーダー30lb
[ルアー] ポジドライブガレージ|フリルドスイマー115F
[ルアー] アピア|ドーバー99F    

 

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