小沼正弥のオヌトーク!|落ちアユ虎の巻2

2015/10/26
総合 テクニック
アユとウグイの混合パターン、雌アユパターン・・・「く」の字アユパターン・・・、深すぎる落ちアユの世界。写真はピックアップのプロトルアー。

忘れてはいけない「ウグイ」の存在

FISHING STATION!編集部(以下、F!) 前回は落ちアユパターンの基本的な部分、ポイントやルアーの泳がし方などを伺いました。ただ、小沼さん的にかなり言い足りないことがあったようですのですね。

小沼正弥(以下、オヌ) そうだね。かれこれ10何年この釣りやってるけど、落ちアユはホント奥が深い。全部話そうってのが無理なんだろうけどさ。

F! そこをなるべく読者の皆さんに分かりやすく解説するというのが「落ちアユ虎の巻」の目的です。早速ですが、前回最後におっしゃっていたウグイとの混合パターンといのが気になったので伺ってもいいですか?

オヌ 落ちアユの釣りをやっていて、妙に簡単に釣れちゃうときとか、いつもと違うなってときがあるの。ダウンクロスで釣れちゃったり。そういうときはアユだけじゃなくてウグイの存在も疑うべきだね。落ちアユの時期になると、ついそれだけに目が行きがちだけど、そこにいるのはアユだけじゃないし、シーバスもアユばっかり食べてると飽きることあるんだろうね。人間が毎日肉を食べてたた飽きるみたいに。

F! 常にウグイの存在を忘るべからずと。

オヌ そうだね。ウグイが入っているときの特徴は、さっき話したけどダウンで釣れること、金色のルアーにやたら反応がいい、シーバスの魚影が濃い、そして簡単に釣れてゴマカシが効くってことが挙げられるかな。でも、釣れればそれが正解な訳だから、そんなときは落ちアユパターンに固執すべきではないよね。

 

「メス」のアユしか食べないシーバスがいる?

F! いま金色のルアーというお話がありましたが、落ちアユパターンってどんな色がいいんですか?

オヌ アユ系のカラーが基本であることは間違いないけど、白いルアーにしか反応しないこととかあるんだよ。なぜか分かる?

F! ・・・・・・。分かりません。

オヌ メスを食べてるときは白なんだよ。落ちアユの時期のメスのアユって腹が白いのが特徴なんだけど、メスばっかり食っているシーバスがいるようで、白にしか反応しないことがあるの。逆にオスばっかり食べていることもあるみたいで、そんなときは白はダメなんだよ。落ちアユ、深いでしょ?

F! 深いですね・・・。

 

レンジを知ること。「く」の字アユを知ること

F! レンジとかってどうなんですか?

オヌ 実はこれもしっかり意識しないと結果はなかなか出ないよね。アユはその時々でいるレンジが変わるんだけど、それを知ると同時に自分がどのレンジを狙っているのかしっかり意識することも重要だね。

F! アユのいるレンジを知る方法ってありますか?

オヌ ワシとかタカといったような鳥の存在かな〜。こういった鳥がアユを追いかけているようなときは表層にいることが多いね。けど、基本は各レンジをしっかり探るのが大切だよ。

F! ひとくくりに「落ちアユ」といっても色んなタイプがいるんですね。

オヌ そうだね。あと、よく見ていると分かるけど、「く」の字に曲がって流れてくるアユも以外と多いんだよね。そういったときはエスドライブとかシードライブとかのジョイント系が圧倒的に強いんだけどさ。

 

小沼さんの「落ちアユルアー」一挙公開

F! ルアーのお話が出てきたところで、小沼さんの「落ちアユルアー」について教えてください。

オヌ 僕がメインで使うのはストリームデーモン(エバーグリーン)、ストリームローグ(同)、エスドライブ(同)、シードライブ(同)、スイッチヒッター120S(ダイワ)、カイエン5インチ(マーズ)かな。

F! それぞれの特徴を教えてもらえますか。

オヌ デーモンはもっとも中心的な落ちアユルアーで、アップクロスで投げて使っているけど最後に流れを掴んで泳ぎだす瞬間に食ってくることが多いね。ローグはリップの力で少しレンジを入れられるからレンジが下がっているときによくて、こっちは棒になって泳がなくなったときに食ってくる。ジョイントのエスドライブはさっきも話したけど曲がった状態で落ちてくるアユによくて、シードライブは大雨のときなんかに多いけどアユが小さいときにいいよね。あとはスイッチヒッターはなんといっても飛距離だよね。あれだけ飛ばせるだけで大きなアドバンテージだし、中層までしっかり探れるのも特徴だね。カイエンは完全にボトム用。ボトムを転がして跳ねさせるイメージで使って欲しいね。人が叩いた後にも強くて、先行者がいたポイントで90と92cmを出したこともあるよ。

F! ありがとうございます。最後になりますが、小沼さんの新ブランド「ピックアップ」でも落ちアユルアーを開発中だとか。

オヌ そうなんですよ。詳細はまだ言えないけど、3連結のジョイントで、ローリングを極限まで抑えたルアーになっているよ。アユって弱った奴ほどローリングしないから。そのあたりも徹底して作っているよ。フィールドに立っている回数、フィールドでルアーをテストしている回数だけは誰にも負けないと自負してるけど、今回のもとにかく相当じっくり作り込んでるから、ぜひ読者の皆さんにも期待して欲しいね。

 

小沼正弥
シーバス界のトップに君臨するキング・オブ・シーバス。人気実力とも兼ね備えたアングラーとして多くの雑誌やDVDなどに登場する。FISHING STATION!の動画コンテンツ「オヌマンの野望」では、シーバス釣り全国制覇を目指して東奔西走。自身のブランド・ピックアップも間もなく始動! エバーグリーン、がまかつ、マドネス、クレハ、ダイワ、ハピソンなどのテスターを務める。

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小沼さんの落ちアユタックル
[ロッド] エバーグリーン|ゼファー マイティスラッガー98(重量級ルアーも振り抜け、落ちアユのバイトしっかりフッキングさせる強いバットを持つ)
[リール] ダイワ|トーナメントISO 2500LDB
[ライン] クレハ|シーガー R18完全シーバス1〜1.2号
[リーダー] クレハ|シーガー グランドマックス7号(玉石の河川ではラインブレイクが多いため7号が重要とのこと)
[ルアー] エバーグリーン|ストリームデーモン
[ルアー] エバーグリーン|ストリームローグ
[ルアー] エバーグリーン|エスドライブ
[ルアー] エバーグリーン|シードライブ
[ルアー] ダイワ|スイッチヒッター120S
[ルアー] マーズ|カイエン5インチ
[ルアー] ピックアップ|プロト

 

【前編はこちらからどうぞ】
http://www.fishing-station.jp/news/sougou/detail.php?id=684