木村仁|メーターへの道 第9章

2015/06/01
総合 テクニック
木村仁さん9回目の挑戦。心踊る一尾との出逢いがあった。

文=木村 仁

前回は大量の稚鮎を前に大苦戦でした

こんにちは。木村仁です。2015年も早くも6月に突入となり、季節はもうすぐ梅雨入り。梅雨が明ければ待っているのが暑い暑い夏! っとその前に、「メーターへの道」第8章では地元茨城のシーバスに逢うべく沢山フィールドに通ってロッドを振りましたが敢えなく撃沈という結果に・・・。しかし色々な釣果情報等に踊らされず、自分の過去の経験や自分自身がシーバス出逢いたいポイントにはしっかり通えました。例年であれば稚鮎が河川に遡上し始めるとシーバスも稚鮎に付いて遡上し始めますが、前回は那珂川の稚鮎に付いたシーバスを釣ることはできませんでした。稚鮎は例年以上に遡上しているところを考えると、今年は稚鮎の遡上タイミングに大量の美味しいベイトの群れが大洗沖にでも居たのでしょうか(笑)。

 

ボラが遡上し、状況が好転しました

さて、ここからが今回の本題です。5月に入ると河川の水温も涸沼水系の水温も上がり、ベイトの量も増え、厳しかった第8章の頃とは状況がガラリと変わりました。シーバスの群れが涸沼水系に入って来て、いよいよ今年も地元涸沼水系で開幕となったのです。涸沼水系には毎年数えきれない程のボラの幼魚(ハク)が遡上して来るのですが、30cmを越えるボラも大量に遡上し、河川ではサッパも遡上、それに伴いシーバスの群れも遡上します。涸沼本湖ではマズメの時間帯にボラの幼魚(ハク)に付いたシーバスがボイルする光景も久しぶりに確認することができるようになりました。また30cmを越えるボラも大型シーバスからしたら恰好の餌となるため、ボラもシーバスの気配を感じて逃げ惑う姿も目視できていました。

 

ハクについた魚を狙うストロングパターン

そうした状況の中、どうやってシーズン開幕したてのシーバスをヒットさせるか試行錯誤を繰り返して行く訳ですが、シーバスから反応を得るには「マッチ・ザ・ベイト」は欠かせないですね! ボラの幼魚(ハク)は3〜6cmとサイズはまちまちではありますが、シーバスがハクを捕食していることさえ確認できればルアーのサイズもベイトに合わせるとシーバスからの反応が得られます。僕がそうしたハク付きのシーバスを攻略するのに欠かせないのが小型サイズのバイブレーションプラグ。またボイルしている状態であれば水面直下引き波系ルアーを使用します。最近よく使用しているのが、もうすぐアピアから発売となる「ラックV」という樹脂製のバイブレーションです。従来の樹脂製バイブレーションと比べ、タイトなアクションでキャスティング時の飛行姿勢も良く涸沼水系の様な水深の浅いシャローエリアでもボトムを擦らずに使用できてお気に入り。

 

第9章。良い魚に出逢うことができました

5月はラックVを使用して数多くのシーバスに出逢うことができました。最大サイズは86cmのシーバスに出逢うこともできました(企画の趣旨からするとあれですが、やはりランカーサイズは嬉しいものです!)。また、ダミキジャパンから発売している小型の鉄板バイブ「マメさん55」もマッチ・ザ・ベイトで今時期のハクパターンにはしっかり当てはまり、こちらも多数の反応を得られました。今年も涸沼水系に遡上してきたシーバスはヒットすれば大型揃いの様で、もしかしたらメーターシーバスも一緒に遡上してきているかも知れません。これからはフィールドに立つ時間が増える一方です(笑)。兎に角、今年も地元涸沼水系にシーバスが戻って来てくれたことが何より嬉しいですね! 今回もメーターシーバスに出逢えることはできませんでしたが、「最高の釣り」ができ、また新たなシーバスとの思い出がつくれました。第10章も良い魚に出逢えると良いなと思います。

 

最後にひとつご報告です

最後に私事ですがひとつご報告があります。この度、RED中村さんが独立して設立した新ルアーブランド「ポジドライブガレージ」のフィールドテスターを務めさせて頂くことになりました! 他社には無いオールドテイストを醸し出しつつも現代のルアーに無い様な物を製作しております。現在はシャローシーバスゲームをより楽しめるルアーとしてエリマキ状のリップ形状をした「フリルドスイマー115」やダウンサイズ展開の95mm。そしてシャローエリアでも心地よく使用できフィンが特徴のフィンバックミノーを発売に向けテスト調整をしております。今後面白いルアーが登場してきますので、どうぞ皆様お楽しみに!(笑)

 

木村仁(きむらひとし)
いま最も注目される若手シーバスアングラーのひとり。1984年生まれ、茨城県在住。日々ランカーシーバスを追い、自己記録は102cm・11kg。本企画を通して人生2本目のメーターに挑む。愛称は「キムラックス」

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「メーターへの道」現在の最長記録:88cm

 

使用タックル
[ロッド] アピア|Foojin’R BestBower93ML
[リール] シマノ|ステラ4000
[ライン] バリバス|アバニ シーバスPEマックスパワー トレーサー1.2号
[リーダー] バリバス|シーバスショックリーダー22lb
[ルアー] アピア|ラックV
[ルアー] ダミキジャパン|マメさん55T
[ルアー] ポジドライブガレージ|フリルドスイマー115、95(共にプロト)
[ルアー] ポジドライブガレージ|フィンバックミノー(プロト)