小沼正弥のオヌトーク!|オヌマンが泣いた夜

2015/03/23
総合 テクニック
小沼さんのその後を大きく変えるきっかけとなった「ある出来事」とは。

小沼正弥が決して忘れない「悔しかった体験」

シーバス界のトップに君臨する男・小沼正弥。そんな彼には決して忘れることはできない大きな挫折がある。とことん打ちのめされたという苦い思い出とは何なのか。そして、どん底から彼はいかにして這い上がったのか。今回は「オヌマンが泣いた夜」というテーマで小沼さんにいまの原動力となった体験について赤裸々に語ってもらった。

FISHING STATION!編集部(以下、F!) 前回の「プロアングラーへの道」はかなり好評で、視聴者・読者の方から様々なコメントもらいました。「僕には絶対できません・・・」とか「本気でプロアングラーを目指して、いつか小沼さんを倒します」とか。

小沼正弥(以下、小沼) 好評だったみたいですね。僕のところにも、色々コメント来ましたよ(笑)。

F! ありがとうございます。今回も面白いトークを期待しています。さて、今回のテーマですが「オヌマンが泣いた夜」。長いアングラー生活の中で、小沼さんが味わった「悔しかった体験」について語ってもらいたいと思います(笑)。

小沼 また攻め込んだテーマだね・・・。まあ、色々あるけどさ(笑)。

 

有名アングラーHさんと対決。そして敗れる

F! 中でも一番悔しかったのは?

小沼 そうですね、いまではヒ◯メ釣りの大御所であるHさんとシーバル釣り対決に負けたことですね。

F! あのHさんとですか。

小沼 はい。15年くらい前ですかね。雑誌の企画だったのですが、1月か2月の(千葉県)養老川で。当時Hさんはシーバスもやっていたんですが、当時千葉といえば僕のホームで、Hさんはたぶん初場所だったんじゃなかったかな? とりあえず僕は負ける気なんてサラサラなかったんですよ。

F! どんなルールだったんですか?

小沼 何時間以内にどっちが釣るかって企画で、たしか3尾の全長の合計だったと思います。

F! 結果はいかに?

小沼 2対1で負けました。僕は50cmくらいの1本で、Hさんは60cmくらいの2本。最後の最後にいいサイズ掛けたと思ったのですが、それがボラで。いまでもよく覚えてますよ。

F! 完敗ですね。

小沼 はい。やっぱりHさんは、当時から釣りが上手かったんでしょうね。流れの釣りが当時から分かっていましたよ。初めての場所で2本釣るんだから。

 

だからこそいまの小沼正弥がある

F! やっぱり悔しかったですか?

小沼 そりゃホントに悔しかったですよ。こっちはホームで相手は初場所、それで負けるんだから。でも、このままではダメだって思ったんですよ。それで、自分に何が足りないのか真剣に考えたんです。

F! 具体的には何が足りなかったんですか?

小沼 Hさん、あのときデュオのテリフで魚を釣ったんですよ。渋いときは少しレンジが入るルアーがいいっていうのも分かったし、泳ぎすぎるルアーもダメっていうのも分かりました。当時は得意なルアーがコモモとワンダーしかなかったんで、もっと色んなタイプのルアーを作って、使いこなさないといけないと思いました。それで生まれたのがコモモカウンターです。で、それはアベンジャー、ラブラとかに進化していくんです。

F! そうだったんですね。他にこの敗戦で何か変わったことありました?

小沼 川の釣りをもっと頑張らないとダメだと思って、Hさんのホームの川に徹底的に通い込みましたよ(笑)。いまでこそ、僕の大得意の川ですが。あとはメンタル面ですね。やはり精神面の弱さが出ました。僕が最初に一匹釣ったんですよ。でもそこから「絶対負けちゃいけない、負けちゃいけない」って焦り始めちゃって。やっぱり、当時は川の釣りに自信がなかったんでしょうね。そういうのもあって、どんな状況でも「自分はあれだけやったんだから」と思えるだけの経験値を積もうと思ったんです。

 

【後編はこちら】
http://www.fishing-station.jp/news/technique/detail.php?id=496

 

小沼正弥
シーバス界のトップに君臨するキングオブシーバス。人気実力とも兼ね備えたアングラーとして多くの雑誌やDVDなどに登場する。FISHING STATION!の動画コンテンツ「オヌマンの野望」では、シーバス釣り全国制覇を目指して東奔西走。エバーグリーン、がまかつ、スカジットデザイン、マドネス、クレハ、ダイワ、ハピソンなどのテスターを務める。

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