ロックショアゲームにおけるヘルメット事情

2015/03/13
総合 その他
安全面とファッション面から磯でのヘルメットの着用について考えてみた。

文=吉村将太

個人個人が自由に決定すべき問題であるという前提で

ロックショアシーンにおけるヘルメット着用率は年々増加中ではあるものの、まだまだ低い数字を維持している。経験豊富なアングラーの着用率は確かに高いように感じるが、磯釣り入門時からヘルメットを着用する人はまだまだ少ないように感じる。実際に私自身はというと、常にお気に入りのヘルメットをクルマに積んでおり、TPO(時、場所、状況)に応じて着けたり着けなかったりしている。

 

【転倒】のリスク

では、実際にヒラスズキや青物、アオリイカなどを狙いに磯へ足を運んだ場合、どのようなシュチュエーションでヘルメットが必要になるだろうか。実際に私自身が経験したり、身近な友人から聞いたりする中では、まず磯場を移動する際の「転倒」が考えられる。これはある友人が事故にあった際の話だが、歩行中、突然頭部に衝撃が走り、ふと気付いて起き上がると頭から流血していたという。それほど転倒し怪我に至るまでは一瞬の出来事のようで、やはり頭部を保護するためにも大きな岩伝いにポイントへ向かうような場所では、やはりヘルメットを着用したほうがいいのではないかと私は考えている。

 

【落石】のリスク

転倒以外にも「落石」のリスクも考えたいところだ。私が通う千葉外房エリアでは、断崖絶壁の下を延々と歩くシチュエーションは少なくなく、目の前に岩や石が転がり落ちてきた経験は一度や二度ではない。もしオーバーハングした場所から直接頭上に落下したかと思うと・・・。やはり地盤の緩いエリアや、雨風が強まったときやその後のタイミングで釣行するときは、なるべくヘルメットを着用したほうがいいように感じる。もちろんヘルメットの着用によって回避できるリスクはすべてではないが、外傷的なダメージなどを軽減できる可能性はある。もちろんこれは各々の価値観の問題を大いに孕んでいるので、個人個人が自主的に決めるべきことだが、私個人としてはこのようなことを考えながらヘルメット着用の必要性を判断している。

 

スノーボード、海外のヘルメット事情について
ところで、アメリカやヨーロッパのスノーボーダーたちは来日した際、日本のゲレンデにおけるヘルメットの着用率の低さに驚くそうだ。海外ではそれほど、「エクストリームスポーツ=ヘルメット」という考え方が当たり前で、市場では本当にたくさんのヘルメットが売られている。またファッション性についてもこだわりを持ったブランドのものも多く、ファッション性からヘルメットをかぶっていたいと考えている人も少なくないのが実情だ。


おすすめのブランド

ちなみに私は「bern(バーン)」というメーカーのヘルメットを愛用している。アメリカはボストン発のブランドで小さなツバが特徴。自転車ファンに愛用者が多く、ASTM、CEといった安全基準をクリアしている。その他SMITH、sandbox、giroなども人気どころだが、それ以外にも様々なブランド、デザインのプロダクトが揃う。個人的にはステッカーなどでカスタムするのもオリジナリティが出て楽しいように感じている。安全面はもちろんだがファッションアイテムとして着用してみるのもありなのではないだろうか。以上、私なりの考えを書いてみたが、何かの参考になれば嬉しく思う。

 

吉村将太
ヒラスズキ、ヒラマサ、シーバスを愛する外資系サラリーマンアングラー。メーカーの枠にとらわれない自由なフィッシングライフを送る。出没場所は磯、サーフ、港湾、六本木。釣果情報などはInstagram(こちら)にて。