今週発売|フランキー90の狙いは何なんだ!?

2016/03/14
総合 新製品
コンセプトが見えづらいルアー。なぜ伊藤仁氏はこのルアーを作ったのか・・・

フランキー120の個性が消滅・・・!?

ルアービルダー・伊藤仁氏率いるロンジンのニュールアー「フランキー90」が今週から発売される。大型シーバス用ルアーとして評価の高かった120mmモデルの特徴でもあったファットなボディ形状を踏襲。泳ぎについても低速域でのロール、中速域でのタイトウォブンロール、高速域でのハイアピールなワイドウォブンロールと120mmの特徴をよく引き継いているという。ただ、個人的にはコンセプトが不明瞭なように感じた。フランキー120が大型シーバスに標準を絞った非常に個性的なルアーだったためか、フランキー90はいまひとつ個性が見えてこない。ランカーシーバス狙いとしてはボリューム感が足りないし、大型が着きやすい流れの絡んだ場所を狙うにはウェイトが足りない。

 

「フランキーベースの万能系ミノー」。個性がないことが個性に

ただ、伊藤さんの作るルアーなのだから、当然そこにはコンセプトがあるはずだ。90mm、13gのフローティング。潜行レンジは水面直下〜60cm。非常に汎用性の高いスペックだといえる。流れの緩い河川や干潟はもちろん、小型化、軽量化によりレスポンスもクイックさが増して港湾エリアでも十分使用できる。よく考えてみると、これまでロンジンのルアーにはこの手のバーサタイルなミノーがなかった。伊藤さんはそこを突いてきたのではないだろうか。どこでも、どんなタックルでも使える汎用性は持たせつつ、このクラスのルアーでは珍しいボリューム感とフランキー120で実証されたランカーに効く泳ぎを残す。あくまでロンジン初のバーサタイルミノーを目指しつつ、おまけ的にランカーシーバス用ミノーであるフランキーの特徴をプラスした、と解釈することもできるように思う。「小型のフランキー」というよりは「フランキーベースの万能系ミノー」と考えたほうが理解しやすいのではないだろうか。

個性がないことが個性になる。尖ったコンセプトの多くルアーを抱えるルアーメーカーならではの事態といえるかもしれない。

文=F!編集部

 

LONGIN|FRANKY90
全長|90mm
重量|13g
タイプ|フローティング
価格|1,944円
HP|http://longin.jp/products_franky90.html