中野大輔|新型ランカー専用ミノーを語る

2015/06/22
総合 新製品
今回も狙いは80アップのみ。稀代のランカーシーバス釣り師が新作ミノーを語り尽くす。

ストリームデーモン140。稀代のランカー釣り師の第三の矢

シーバスシーンにビッグベイトの概念を持ち込んだ山形の奇才・中野大輔。80cm以下を狙わないスタイルを貫き通す生粋の「ランカー釣り師」として多くのアングラーの支持を集める彼が、ストリームデーモン、ストリームローグに次ぐ第三の矢をシーバスシーンに放った。「ストリームデーモン140」。今回は、シャローレンジのモンスター狙いに特化して作られたというこのルアーについて、中野大輔本人にその個性を語ってもらった。

FISHING STATION!編集部(以下、F!) 中野プロデュースのミノーがまた出ましたね。今回は「ストリームデーモン」の小型モデルですね。

中野大輔(以下、中野) そう。前のは160cmだったけど、今回のは140cmだね。ただ、最初に言っておくけど、これはただデーモンの160を140に小さくしたルアーじゃないからね(笑)。

F! また今回もこだわりがありそうですね(笑)。ちなみに、どんなコンセプトで作られたルアーなんですか?

中野 シャロー系が欲しいと思ってて。どうしても160だとシャローとかその先のブレイクで食わせたいときなんかにブレイクに当たったりしちゃうんだよね。落ちアユのときとかもアップで回して水面に入れたくない、あるいは水面で騙したいって状況ってあるでしょ? もっとシャローを弾けるルアーが欲しかった訳。でも、あくまで性格としてはデーモン。デーモンらしく、しっかり波動で魚を寄せられるルアーにしたかった。強波動系だよね。

 

デーモンシリーズはあくまでも強波動系で

F! 前作の「ストリームローグ」とは性格が正反対ということですね?

中野 そう。ローグは微波動系の方向だから、正反対だね。今回のデーモンの140はとにかく波動を出すことにこだわったルアー。サイズこそ20cm小さくなってるけど、ボリューム自体はほとんど変わってないんだ。

F! そうなんですか。

中野 160をそのまま140にしちゃうとめっちゃ細くなるんだよ。でも、それじゃあパワーないから、敢えてそうはしてない。強い波動を出すためにボリュームはデーモンの160をほぼキープしてるんだ。

F! 決して「160cmじゃ大きすぎる」という(弱気な)人に向けて作ったルアーではないと(笑)。

中野 違う違う。俺は本当は今回も160cmでいきたかったんだんから(笑)。でも設計上難しかった。それに2フックにもしたかったからね。

F! 泳ぎの質はデーモンと同じ方向ですか?

中野 泳ぎの質的にはのデーモン160よりややロールが強い。160はウォブリングが激しいけど、140はローリングが激しい方向にいってる。あとは、ラトル音も160とは変えてあるよ。160はラトルが鉄球だったんだけど、140は鉛になってる。デッカいシーバスの好む音って数パターンあって、160も140も当然それを意識した音になってるけど、音の面でも160とは差別化を図ってるよ。

 

飛距離、レンジ、おすすめカラーについて

F! 飛距離はどうですか?

中野 飛距離は160より安定して飛ぶイメージだね。

F! 引き抵抗は? デーモン160はさすがに引き抵抗がそこそこありましたよね。

中野 うん、引き抵抗はかなり軽くなってる。ローリング主体の泳ぎになっているっていうのもあるし。だから、ある程度やわいタックルでも使いやくはなってると思うよ。とにかくレンジも違うし、強波動という点では一致してるけど、その他はまったくの別物だよ。

F! ちなみに140のレンジはどれくらい?

中野15〜20cmと考えてもらっていいかな。レンジについてはひとつ言っておきたいことがあって、純正フックは純淡水に合わせたセッティングになってる。川でも海水が入り込むところとか、海で使う場合にはがまかつのRB-Hの#2に替えてもらえばいいかと思うよ。

F! 相変わらず細かいですね(笑)。最後におすすめのカラーがあれば教えてください。

中野 スパイシーオリーブってカラーがって、バスのウォーターメロンみたいなカラーなんだけど、それは隠し球としておすすめだね。クリアウォーターでかなり実績のあるカラー。他のメーカーにはないカラーだし、ぜひ使ってもらいたいね。



EVERGREEN|STREAM DEMON140
全長|140mm
重量|26g
カラー|13色
フック|#2(フロント、リア)
価格|2,052円
HP|http://www.evergreen-fishing.com/goods_list/StreamDemon140_11973602_2.html   

 

中野大輔
山形県酒田市在住。エバーグリーンプロスタッフとして人気ルアーを多数プロデュース。「80cm以下はいらいない」という強い信念のもと、驚異的な数のランカーシーバスをキャッチする。近年注目を集めるビッグベイトを使ったシーバス釣りを10年以上も前から実践してきたパイオニアでもある。

【中野大輔さんの関連記事】
ビッグベイトに人生をかけた男の物語 前編
ビッグベイトに人生をかけた男の物語 後編