「モアザン スイッチヒッター」を最速インプレ

2015/04/24
総合 新製品
小沼正弥さんが手がけた新作シンキングペンシルを実際に使ってみた。

文=吉村将太

発売直後から品薄・・・。迷わずギーゴカラーを購入

この春ダイワからリリースされた新作シンキングペンシル「モアザン スイッチヒッター」。小粒ながら高比重でいかにも飛距離が出そう、それとFISHING STATION!でも小沼正弥さんが解説していたこともあって、発売開始とほぼ同時に早速キャスティング市原16号店に足を運んできました。ちなみに私が最初に使用しようと考えていたのは「磯」。いまがシーズンの春のヒラスズキゲームで使ってみようという思惑でした。お店に行くと、早速カラーによっては品薄感があるものの、デイゲームで使えそうなメッキ系カラー(ゴールデンギーゴなど)はなんとか残っており迷わず購入。磯場での使用を想定し、フックは標準装備のST-46の#6から2サイズアップの#4にチェンジし釣り場に持ち込みました。

 

20gとしては十二分な【飛距離】 

実際に使用した釣り場は磯場で、右から入るウネリがサラシを作り左方向へ激流を作り出す水深1〜3mのシャロー帯。河川での下げ潮時に地形変化をダウンで探るような状況とも似ているシチュエーション。ベイトは10cm弱の湾奥サイズのカタクチイワシがチラホラ見える状況でした。さて、キャストしてみると・・・。同サイズのシンキングペンシルと比較すると、それ以上の飛距離で一直線にカッ飛びます。20gと外洋で使用するには少し軽めですが、小粒で空気を綺麗に受け流すフォルムだからか、ミスキャストが発生しても自動的に飛行姿勢を修正してくれるのも助かります(笑)。ただ、28gクラスのシンペン(ぶっ飛び君やレビンヘビー、スライドベイトヘビーワン、モンスーンブレーカーなど)には飛距離も向かい風への対応力も及びません。

 

【レンジ】はかなり浅め。シャローでも安心してスローに引ける

泳ぎに関してはシンキングペンシルとしては非常に立ち上がりが良く(ヘッド部のフラット形状が影響?)、水深1mほどでも根掛かりすることなく流すことが可能。ヤル気のある魚ほどシャローに差し込んでいるので、この点は大助かり。他のシンキングペンシルの感覚で普通に引くと、まさに水面直下ギリギリを泳いできます。相当スローに引いても2m以内のレンジかと思います。

 

大きめの【アクション】。バランスを崩して泳ぐタイプ

アクションはフックサイズアップしたもののノーマルと比較しても大差はなく、テールを振りながら綺麗なスラロームで泳いでくれます。この手のシンキングペンシルとしてはかなりアピールは強めといったところ。そして、このルアーの最大の特徴はイレギュラーなスライドアクションが発生するところです。通常のリトリーブでもこの手のルアー(ロンジンのレビンなど)と比べるとフワフワしている(規則正しく泳いでいない)印象ですが、流れの変化する場所ではフラフラッと自動的にバランスを崩します。ただ、個人的にはここが一番の強みで、他のルアーで獲れない魚を引っ張り出す力を持ったルアーだと感じました。

 

早速、結果も出た。干潟や河川などシャローエリア全般に良さそう

実釣の際には「12cmクラスのミノーでは反応が得られない、10cmクラスのミノーだと目標まで届かない」状況の中、潮上にスイッチヒッターを70mほどフルキャストしゆっくりタダ巻きで流してくると、一投目から50cmクラスのヒラスズキが「待っていました」と言わんばかりに飛びついてくれました。そんなスイッチヒッターですが、簡単によく飛び、タダ巻きで釣れてくれるのはもちろん、レンジが浅いので初心者でもさほど根掛かりの心配をせず使えそうなのも◎。規則正しく泳がないのでひとクセはあるルアーではありますが、概ね初心者から上級者まで非常に使いやすいルアーに仕上がっている印象です。これからの春シーズン、流れのあるシャロー帯やベイトが小さいときに試してみる価値は十分あると思います(干潟や河川で良さそうな印象です)。僕も一軍BOXにふたつ(ゴールデンギーゴとカタクチRB)入れていますよ。
あ、それと最後に少し追記を。ちなみに今回のインプレ記事ですが、もちろん自腹購入してインプレしています(回し者ではないのでご安心を笑)。

 

吉村将太
ヒラスズキとヒラマサ、シーバスを愛する外資系サラリーマンアングラー。今シーズンも2年連続となる90cm超えのヒラスズキをキャッチ(数は現時点で約60匹以上)。メーカーの枠にとらわれない自由なフィッシングライフを送る。出没場所は磯、サーフ、港湾、六本木。ちょっと伊藤英明似。