シマノの新作「エスクリム」を最速インプレ

2014/10/30
総合 新製品
新素材を使った注目のミノー。AR-Cを超えるというその実力は本物なのか。

文=吉村将太

まさかの在庫切れからのスタート

こんにちは。シマノからこの秋発売された「エクスセンスエスクリム」。最近シーバスルアーでも存在感を出してきているシマノですが、これはなんか特別なオーラを出していますよね。発泡素材によるウェイトアップやら、重心移動距離のアップやら。それで「AR-Cを超えたAR-C」的な売り文句。これにやられて発売早々にショップに足を運んでみました。・・・するとなんとまさかの在庫切れ。涙目で店員さんに聞くと、入荷数自体少なく棚に並べても即日完売とのことで。

 

どうにか119Fを入手

その後、ショップを転々とまわると某大型量販店の端っこのほうでどうにか119Fを発見。個人的に99F、119F、139Fのうち139Fが一番気になっていたモデルだっただけにちょっと残念感は残りつつも、まあ無いよりはいいので早速購入。ということで、今回はやっとの思いで手に入れたこの新兵器「エスクリム」をルアーボックルに入れ、ヒラスズキのシーズンがそろそろ始まるということもあり早速、磯で使ってきました。

 

おいおい、軽すぎないかいこれ・・・

14gと磯ルアーとしては、かなり頼りないウエイト。実際、よく使うサスケ120裂波と持ち比べてもやっぱり持ってくのやめとくかと迷うほど軽く、心もとない・・・。本当に飛ぶのか?そんな不安を抱えながらポイントへ。今回使ってみたフィールドは満潮時のみ釣りになるシャローで、根掛かり多発エリア。風はほぼ無風。

 

14gでこの飛距離は文明の進化レベル

ルアーを結び、11fのヒラスズキ用ロッドで振り抜くと、スカッ・・・。空振りか?高切れか? 手応えがまるでない・・・。と、次の瞬間、沖のほうに目を向けるとルアーはスコーンっと沖へ一直線。衝撃的でした。大げさではなく「14gでこの飛距離は文明の進化レベル」だと感じました。具体的にはサスケ120裂波(17g)より10〜15m遠くへ飛ぶイメージ(無風時)。まあ驚きました。

 

引き抵抗は軽い。レンジはかなり浅め

泳ぎについては、超浮力素材ということでレンジはかなり浅め。サイレントアサシンは結構潜るルアーでしたが、こちらは完全なシャローランナー。磯では根掛かることなくスリットをいい感じで通過してくれます。引き抵抗の軽さも自分的には好印象。結構スカスカな感じですが、足下で泳いでいるのを見ると想像以上にしっかり泳いでいます。「ここでしょ」ってセクションでスローに引いても弱々しく泳いでくれます。

 

表層×遠距離戦では使えそう

表層まで喰いあげてくるほどの高活性で、かつ遠距離戦に使えるのかなという印象。ただ、普段の磯ヒラなんかだと根掛かりするかしないかというラインが1番ヒラ狙いで強いレンジのような気もするので、使用機会は限定的なのかと思ったり。まあ、シマノ的には「磯」での使用はあまり主眼としている訳ではないのでしょうが、まあ磯ヒラ狙いでも1本持っていて損はないかなと。

 

やっぱりメインフィールドは運河、河川か

個人的にはまだ使っていないのですが、やはり港湾や運河、河川で誰も探ってない沖の表層レンジを狙ったりするのが一番いいのかもと思いました。とにかく飛距離は相当なものなので。もちろん泳ぎもいいのですが、届けば食ってくるっていう状況ってかなりあると思うので。飛距離を出したいけどシンペンではアピール不足、なんてシチュエーションでかなり活躍してくれるのではないかと思います。

 

吉村将太
ヒラスズキとヒラマサ、シーバスを愛する外資系サラリーマンアングラー。今年は90cmのヒラスズキ(写真2枚目)をキャッチしたほか、良型のヒラマサをショアから多数キャッチ。メーカーの枠にとらわれない自由なフィッシングライフを送る。出没場所は磯、サーフ、港湾、六本木。ちょっと伊藤英明似。