メガバスが画期的な重心移動システムを発表

2014/09/11
総合 新製品
シャフトに沿って移動する筒型のウェイト。その内側には88個ものボールベアリングが配置されている。

なんとウェイトには88個のベアリングが組み込まれている

メガバスが独自の重心移動システム「LBO(エルボー)」を発表。同時にLBOを搭載するふたつのルアーも公開した。LBOはシマノのAR-Cシステムのように筒状のウェイトがルアー内部のシャフトに沿って前後に移動するウェイトシステムだが、その最大の特徴はウェイトの可動の「スムーズさ」にある。なんとウェイトの内側には実に88個の直径0.8mmのボールベアリングが内蔵され、シャフトとの摩擦を最小限にとどめられた結果、摩擦係数は0.01とうい低抵抗値を実現したという。

 

LBOがもたらすもの1 〜飛距離〜

そのスムーズさが導きだすものとは、当然飛距離だ。従来のルアーではキャスト時にウェイトがルアー内部に接触し抵抗が生まれ、そこで運動エネルギーが大幅にロスしていたという。しかし、抵抗の極めて少ないLBOではウェイトがルアー後部まで瞬時に移動するため、その質量を瞬時にルアーに乗せることができ、結果爆発的な加速力が生まれ飛距離も平均約20%向上するという(LBO非搭載ルアーに比べて)。

 

LBOがもたらすもの2 〜泳ぎ出しの速さ〜

また、ウェイトの移動のスムーズさはウェイトの戻りのスムーズさも意味する。LBOシステムは3度の傾斜があればウェイトが移動するといい、ルアーが着水しリトリーブを開始したときに小さな力でも素早くウェイトが前に移動する。つまり、ルアーの泳ぎ出しのレスポンスが非常に良いのだ。

 

LBO を搭載したふたつのルアー。マリンギャングとフラットバッカー

今回メガバスから発表されたLBOシステム搭載のルアーは2種。ひとつは細身の140mmサイズ「マリンギャング」。こちらは強い流れや波の中でも非常に安定した泳ぎを見せるシーバス用ルアー。主にサーフを念頭に開発されたというが、河川や磯でも活躍してくれそうだ。もうひとつはフラットフィッシュ用のミッドダイバー「フラットバッカー」。スイムレンジは1.5〜2m、LBOの効果でヘビーウェイトミノークラスの飛距離が期待でき、また泳ぎ出しが良いためより遠い沖のポイントにもしっかりルアーを通すことができる。

シマノのAR-Cシステムなど、優れた重心移動システムが開発され、飛距離という側面でも新たな局面を迎えつつある現在のソルトルアーシーンだが、ウェイトに88個ものベアリングを設けたメガバスのLBOシステムが新たな方向性を示すことに期待したい。

文=F!編集部

 

MEGABASS|MARINE GANG
全長|140mm
重量|26g
潜行レンジ|0〜1m
価格|2,376円

MEGABASS|FLAT BACKER
全長|110mm
重量|22g
潜行レンジ|1.5〜2m
価格|2,268円